Farm to Table

三竹伸生

うちの軸は野菜の美味しさ

三竹伸生 愛知県渥美

食べることは、人間の基本
それに携われていることは幸せ
その幸せを届けたい。

葉っぱや、皮や、芯まで食べた。
と、言われることがとても嬉しい。

うちの親父は天才。
親父のアイデアを、僕が具現化する。

三竹久生

自分が一番食べたい野菜をつくる

三竹久生 愛知県渥美

作り方は人も野菜も同じ
人に生まれた時の姿があるように、野菜にも生まれた時の姿(種)がある
一生を通じて、その時々に応じた育て方をしてやるのは人も野菜も同じ、あたりまえのこと

人に体温がある様に、野菜にも植温がある
触ってやるとわかる、おもしろい

自分が一番食べたい野菜をつくる
世の中で一番食べたい野菜を。

三竹家の野菜「あまっ娘」は読んで字の通りその特徴はまず「甘み」にある。ただその甘みはよくある野菜広告の様に「甘くジューシーこどもでも美味しい」のような単純な甘さではない。舌で感じる食味としての甘さに渥美半島の土質が持つミネラル感と水はけの良さから来るなんとも言えない野菜が持つ水分の濁り気の無い清涼感の三位一体のバランスが最高に気持ちの良い甘さを感じさせる。特に人参と大根にその独特の甘みが感じられやすい。「人参嫌いの子供に美味しいと食べてもらいたい。野菜の甘みはお菓子や甘味料の甘みと違って自然物である人間が直感的に美味い!と思える甘み。その感覚を子供の時から頭と身体に刻んでもらいたい。」と三竹さん(お父さん)は語る。今味覚音痴に子供も大人もなっている。コンビニ食とチェーン外食、それに野菜も規格化され工業製品の様になっていることが味覚音痴に拍車を掛ける。小さな畑で立派な野菜を育てているつくり手は数限りなくいる。市場出荷物は規格物だが自家用には最高の野菜をつくるつくり手も多くいる。しかし、世の多くの方に行き渡る量と種類の野菜を毎年つくり続けているつくり手は三竹家以外にまだ出会った事が無い。The Farmersの中のThe Farmerそれが三竹家だ。三竹家の野菜は冬場の限られた時しか食べる事が出来ない。ひとりでも多くの方に食べて頂き、本当の野菜の美味しさと感動を味わって頂きたい。

渥美半島は水はけが良く農業に適した土地。普通の畑との大きな違いは石がごろごろした畑にある。まるでボルドーの様な畑。石は太陽に照らされ熱を持つ、ボルドーワインが深みを醸す大きな要因が良い日照と水はけとそして石にある。また渥美半島は海に囲まれ年中10メートル以上の風が舞う。冬の寒さに北海道出身者ですら近づかない土地だ。三竹家のあまっ娘は、その気象条件と土地の妙が相まって出来た自然の芸術とも言える。

野菜を育てるための自然環境が整った渥美半島は農地として優秀だが、その良き原石をさらに磨きをかけるのが三竹家の技術と野菜への想い。「野菜づくりは子育てと同じ」と三竹さんは言う。「5人兄弟いたら5人皆個性が違う。長男が元気な日に次女が風邪をひいていたりもする。野菜もおんなじ。」三竹家の皆が毎日全ての野菜の様子を確認する。厳しいしつけをするときはしっかりとする。お腹がすいてどうしようもない時は食べさせてやる、だけど変な時にやると本当に必要な時に食べなくなる、その見極めさじ加減が野菜の善し悪しをつくる。まさに人も野菜も一緒。

ご存知の通り、野菜は窒素が無いと育たない。だけど多くやればいいという分けではない。農地へ行くと青々隆々とした葉をつけた大根や人参の畑をよくご覧になられるかと思うが、多くの農家が窒素を与え過ぎその養分が葉っぱへ廻り結果葉影が出来養分量に足るだけの日照が不足するという事態に陥っている。苗や種を土に入れる前にどれだけしっかりと土をつくるか、またその養分状況をしっかりと把握しその年の天候や土地の状態を日々観察しながらどのタイミングでどれだけの窒素や肥料を足して行くのか、そこが美味しさを左右する重要な要素であり、経験による仕事としか言いようが無い部分である。

あまっ娘で特にオススメはと聞かれると即答するのが「セロリ」だ。普段スーパーや八百屋で売られている白っぽいセロリと比べ見ただけでその力強さの違いが分かる。一般のセロリはコーネルという種類、あまっ娘はグリーン。種類からして違うが違いは種類だけでは無い。通常セロリは成長促進材を打ってドーンと一気に大きくさせる。そのとき肥を一気にセロリが吸収するのでエグミが残る。皆さんがセロリ=エグいという感覚はあたりまえなのだ。三竹家はゆっくりとセロリを成長させる。自然の力で自然と一緒にだ。ドーピングした選手より自然の食べ物だけで力強く走るアスリートの方が核段にかっこいい。セロリも人も同じだ。

普通キャベツは中耕の時に肥料を3回程入れる。しかしあまっ娘は1回だけ。農薬量も決定的に少なく残留も少ない。三竹家が位置する愛知県田原市は日本一のキャベツ産地。辺り一面キャベツ畑だ。しかしあまっ娘の様な作り方をしているところは稀だ。その違いがすぐに分かる場所がある。場所と言っても土地ではなくキャベツの部位。芯のところ。キャベツの芯を食べ比べると一目(食)瞭然。三竹さんは言う「あまっ娘キャベツは芯が一番うまい。」栄養が豊富で本来は一番美味い場所。だけどなかなか美味い芯に巡り会わないのが現状かもしれない。

世界一高価な芋ヤマノイモ。微量元素が多めの土質でつくられる。丹波のものが市場では良く取引され大きさにも寄りるがひとつ2千円は下らない。その味の良さと微量元素を蓄えたヤマノイモの魅力に人は魅了される。渥美半島でつくられている事を築地でも錦でも知られていないが、ぜひ機会あれば丹波産とあまっ娘ヤマノイモを食べ比べして頂きたい。味の軍配は皆さまにお任せする事にしたい。

あまっ娘表示隠す
三竹家の野菜「あまっ娘」は読んで字の通りその特徴はまず「甘み」にある。ただその甘みはよくある野菜広告の様に「甘くジューシーこどもでも美味しい」のような単純な甘さではない。舌で感じる食味としての甘さに渥美半島の土質が持つミネラル感と水はけの良さから来るなんとも言えない野菜が持つ水分の濁り気の無い清涼感の三位一体のバランスが最高に気持ちの良い甘さを感じさせる。特に人参と大根にその独特の甘みが感じられやすい。「人参嫌いの子供に美味しいと食べてもらいたい。野菜の甘みはお菓子や甘味料の甘みと違って自然物である人間が直感的に美味い!と思える甘み。その感覚を子供の時から頭と身体に刻んでもらいたい。」と三竹さん(お父さん)は語る。今味覚音痴に子供も大人もなっている。コンビニ食とチェーン外食、それに野菜も規格化され工業製品の様になっていることが味覚音痴に拍車を掛ける。小さな畑で立派な野菜を育てているつくり手は数限りなくいる。市場出荷物は規格物だが自家用には最高の野菜をつくるつくり手も多くいる。しかし、世の多くの方に行き渡る量と種類の野菜を毎年つくり続けているつくり手は三竹家以外にまだ出会った事が無い。The Farmersの中のThe Farmerそれが三竹家だ。三竹家の野菜は冬場の限られた時しか食べる事が出来ない。ひとりでも多くの方に食べて頂き、本当の野菜の美味しさと感動を味わって頂きたい。
土地と対話する表示隠す
渥美半島は水はけが良く農業に適した土地。普通の畑との大きな違いは石がごろごろした畑にある。まるでボルドーの様な畑。石は太陽に照らされ熱を持つ、ボルドーワインが深みを醸す大きな要因が良い日照と水はけとそして石にある。また渥美半島は海に囲まれ年中10メートル以上の風が舞う。冬の寒さに北海道出身者ですら近づかない土地だ。三竹家のあまっ娘は、その気象条件と土地の妙が相まって出来た自然の芸術とも言える。
農業は子育て表示隠す
野菜を育てるための自然環境が整った渥美半島は農地として優秀だが、その良き原石をさらに磨きをかけるのが三竹家の技術と野菜への想い。「野菜づくりは子育てと同じ」と三竹さんは言う。「5人兄弟いたら5人皆個性が違う。長男が元気な日に次女が風邪をひいていたりもする。野菜もおんなじ。」三竹家の皆が毎日全ての野菜の様子を確認する。厳しいしつけをするときはしっかりとする。お腹がすいてどうしようもない時は食べさせてやる、だけど変な時にやると本当に必要な時に食べなくなる、その見極めさじ加減が野菜の善し悪しをつくる。まさに人も野菜も一緒。
窒素最適化を図るワザ表示隠す
ご存知の通り、野菜は窒素が無いと育たない。だけど多くやればいいという分けではない。農地へ行くと青々隆々とした葉をつけた大根や人参の畑をよくご覧になられるかと思うが、多くの農家が窒素を与え過ぎその養分が葉っぱへ廻り結果葉影が出来養分量に足るだけの日照が不足するという事態に陥っている。苗や種を土に入れる前にどれだけしっかりと土をつくるか、またその養分状況をしっかりと把握しその年の天候や土地の状態を日々観察しながらどのタイミングでどれだけの窒素や肥料を足して行くのか、そこが美味しさを左右する重要な要素であり、経験による仕事としか言いようが無い部分である。
あまっ娘セロリ表示隠す
あまっ娘で特にオススメはと聞かれると即答するのが「セロリ」だ。普段スーパーや八百屋で売られている白っぽいセロリと比べ見ただけでその力強さの違いが分かる。一般のセロリはコーネルという種類、あまっ娘はグリーン。種類からして違うが違いは種類だけでは無い。通常セロリは成長促進材を打ってドーンと一気に大きくさせる。そのとき肥を一気にセロリが吸収するのでエグミが残る。皆さんがセロリ=エグいという感覚はあたりまえなのだ。三竹家はゆっくりとセロリを成長させる。自然の力で自然と一緒にだ。ドーピングした選手より自然の食べ物だけで力強く走るアスリートの方が核段にかっこいい。セロリも人も同じだ。
あまっ娘キャベツ表示隠す
普通キャベツは中耕の時に肥料を3回程入れる。しかしあまっ娘は1回だけ。農薬量も決定的に少なく残留も少ない。三竹家が位置する愛知県田原市は日本一のキャベツ産地。辺り一面キャベツ畑だ。しかしあまっ娘の様な作り方をしているところは稀だ。その違いがすぐに分かる場所がある。場所と言っても土地ではなくキャベツの部位。芯のところ。キャベツの芯を食べ比べると一目(食)瞭然。三竹さんは言う「あまっ娘キャベツは芯が一番うまい。」栄養が豊富で本来は一番美味い場所。だけどなかなか美味い芯に巡り会わないのが現状かもしれない。
ヤマノイモ表示隠す
世界一高価な芋ヤマノイモ。微量元素が多めの土質でつくられる。丹波のものが市場では良く取引され大きさにも寄りるがひとつ2千円は下らない。その味の良さと微量元素を蓄えたヤマノイモの魅力に人は魅了される。渥美半島でつくられている事を築地でも錦でも知られていないが、ぜひ機会あれば丹波産とあまっ娘ヤマノイモを食べ比べして頂きたい。味の軍配は皆さまにお任せする事にしたい。